こんにちは。
20年間、アダルトチルドレン
うつ・パニック障害を乗り越えた
心理カウンセラー講師の
小林大恕(ひろゆき)です。
今日は、
心理カウンセラーとして
生きることについて、
少し本音でお話ししたいと思います。
あなたは
「なぜ心理カウンセラーをやってみたいと思ったのか」
「なぜ今も続けているのか」
と、自分に問いかけたことはありますか?
もしかすると、
日々の忙しさに追われるなかで、
改めて考えることって
意外と少ないかもしれません。
でも、この答えって
とても大事なんです。
私のもとに
相談に来られる方にお話を聞くと、
多くの方が
・人を助けたい
・誰かの役に立ちたい
・自分の経験を活かしたい
・心理学が好きだから
・社会の役に立ちたい
など、答えられます。
本当に
素敵な理由ばかりです。
そして、そういう思いを持った方ほど、
とても優しい心を持っているんです。
ただ、その優しさがゆえに
苦しくなる瞬間もあります。
セッションの料金を安くしすぎてしまったり・・・
無料で相談に乗りすぎてしまったり・・・
私もそうでした。
「困ってるって言われたら、断れない」
「料金を上げたら、来てくれる人がいなくなるんじゃないか」
そんな思いを
ずっと抱えていたんです。
ただ、現実は厳しくて、
そうして無料や格安でやり続けると、
生活が成り立たなくなってしまいます。
それでも無理をしていると、
いつしか疲れ果て、
「もういいや…」
とカウンセラーをやめてしまう方も
少なくありません。
私も何度もその瀬戸際に立ちました。
せっかく心理カウンセラーという資格を取り、
学んできたのに、
それでは本当にもったいないですよね・・
そんなとき、ふと思い出したのが、
昔お世話になった
ある社長さんの言葉でした。
私はかつて障がい者だった時期があり
社会復帰支援のひとつとして
ヘルパーの仕事をさせていただいていたんです。
その社長さんは、
毎日自分の時間を削って、
障がい者の方の支援を
一生懸命されていました。
私はあるとき、こう尋ねたんです。
「そんなにボランティアばかりして、大丈夫なんですか?」
すると、その社長さんは少し微笑んで、
こう答えました。
「人としての心と、起業人としての心、両方持つんだよ。」

当時は、その言葉の意味が
まったくわかりませんでした。
でも、今ならよくわかります。
心理カウンセラーも同じです。
人のために動く「人の心」と、
適正な料金をいただき、
ビジネスとして成り立たせる「起業人の心」。
この両方が必要なんです。
どちらかだけだと、
どこかで苦しくなるかもしれませんね
ボランティアのように無料でやるのも、
大事な場面はあるかもしれません。
でも、そればかりでは
自分が壊れてしまうかもしれません
反対に、起業の心ばかりで
数字だけを追いかけても、
この仕事の魅力や、
目の前の方の苦しみを忘れてしまう。
大事なのは、このバランスなんです。
このバランスは、人によって、
タイミングによって、
状況によっても違っていいんです。
「私は今は人の心重視で行こう」
「今月は生活もあるから、起業の心も意識してみよう」
その時その時で、
自分に問いかけながら進んでいけばいい。
無理に誰かの真似をする必要もありません。
もし今、「このままでいいのかな…」
「もっとカウンセラーとしてやっていきたいのに、生活が苦しい…」
そんなふうに感じている方がいたら、
ぜひこの言葉を思い出してみてください。
「優しさだけじゃ続かない」
だからこそ、起業人の心を忘れず、
あなたらしいバランスを意識してみてください。
それが、長く、無理なく、
そして楽しく心理カウンセラーを続けるためのコツだと、
私は実感しています。
「もっと自信を持ってカウンセラーとして活動したい」
「この先どうしていけばいいか整理したい」という方は、
こちらから